2009.12.07
【東アジア競技大会】岡田優介インタビュー

岡田優介
「自分の力のなさを思い知ったアジア選手権。
今度こそ、チーム一丸となって戦うところを見せたい」
<インタビュー/11月9日>
――10位に終わったアジア選手権での戦いを振り返って。
「一番に思っていることは、自分の力のなさに本当にガックリきました。見ている人から『戦う姿勢がない』と散々言われたことは悔しいんですが、そんなチームにいながら、大事な試合には出られなかったことが一番悔しかった。チームが悪い状態にありながらも、自分は勝負所で出してもらえなかったことが自分では本当に不甲斐ないし、自分がその程度の選手だったということを思い知りました。一生懸命やるとか、最後まであきらめないとか、自分ではそれを一番の売りにしているのに、あのチームでそういった自分を出せなかったことが本当に悔しいです。どこかで見返してやりたいと思っていました」
――6月の東アジア選手権時にはまだ完全なチームではなくとも、ハードに戦うことをモットーとしていたのに、なぜ、8月のアジア選手権ではその気持ちが出せない戦いになってしまったのか。技術以前に、そのことが疑問でした。
「選手同士で集まって『しっかりやろう』『どうにか立て直そう』というミーティングはもちろん何度もあったんですよ。折茂さんを中心に。けれど、やっぱり試合になるとできなくて、みんなが何かしら言い訳を作ってしまったのかもしれません。それぞれがどう考えていたかはわかりませんが、自分自身はチームに対して要求したいことはたくさんありましたが、自分はそこまで影響力はなくて何もできなかった。自分には本当に力がないと思い知らされました」
――ジーンズカップを見ていても、アジアにはいろんなタイプのチームがあるのに、あまりにも各国を想定した戦い方ができていなかった。だから当然、アジア選手権でも何もできなかった。やっている選手たちは大会前からそういった危機感はなかったのですか?
「自分の中ではジョーンズカップの時から『このチーム状態は何だろうな…』と引っ掛かることがありました。ハッキリ言って、自分はアジア選手権の惨敗は準備ができていなかったからだと思います。ケガ人が多いのだったら、ジョーンズカップからそれを想定した選手起用や練習ができたんじゃないかと。
これは個人的意見ですけれど、食中毒やケガ人が出てしまって最終戦のチャイニーズ・タイペイB戦の時に5人しか戦う選手がいなくて、もう試合をやってもしかたない、帰ろうというムードになったんですよ。でも自分はやりたかったんですよ。何のためにジョーンズカップに行っているかといったら、もちろんコンディショニングもあると思うけど、どういう選手がどういう場面で力を発揮できるかを示す場だし、自分をアピールできる場だと思っていたので。だけど、いくら負け試合でシュートを決めても自分に跳ね返ってくるものはなかったので、どう自分を売り出せばいいのか、クエスチョンだったところはありました。
もしかしたら、本番では誰かがケガをしていなくなっちゃうかもしれないじゃないですか。そういう意味ではせっかくいい練習になるのに、チームの方向性が、こんなケガ人ばかりじゃ戦ってもしかたないよ、という気持ちだったような気がします。ジョーンズカップってそんな大会じゃないと思うんですよ。結局、そういうのが全部本番に出ちゃったのだと思います」
――アジア選手権で惨敗したからといって、これで日本代表は終わりではない。今度は25歳以下の選手で大会に臨むことになった。自分の中で湧き出てくる思いはありましたか?
「もちろん、すごくありました。この大会のメンバーに選ばれてすごくうれしかった。今度こそチーム一丸となって戦うところを見せたい。ずっとこの年代でまたやりたいと思っていたので、うれしかったですね。
ユニバの時からすごくいい試合をしていたんですよ。ユニバってそこまであまり大きく取り上げてもらえないので、日本の皆さんはどんな試合をしたのかわからないと思うんですけど。もう1回やって勝てと言われたら勝てないような試合や、力の差があるような相手を倒して、奇跡的といったら大げさかもしれないけど、そういう試合をユニバでしたんですよ。みんなが一丸となって。
対戦国は最初のほうは日本をナメていたんですけど、試合をしていくうちに『何だコイツラは』って表情が変わってくるような、そういう面白い試合ができたんです。ユニバでの思いは強くて、もう一回このメンバーで試合をやりたかったので、単純にワクワクするというか、楽しみです。
もちろん結果を出してこそだと思います。見ているファンの皆さんに、アジア選手権のように、この先の日本のバスケット界は暗いなと思われないように、今後の日本は楽しみだなと思ってもらえるような結果を残したいと思っています」
――前回の日本代表では自分の役割は見つけられなかったけど、今回の日本代表での自分の役割は?
「これは特に自分がやらなくてもいいんですけど、自分はもともと練習からハードにやるとか、ハッスルして盛り立てて、みんなを頑張らせる役割だと思います。ほかの選手もああしたほうがいい、こうしたほうがいいと意見が言えるメンバーです。会見で(竹内)公輔が言っていったけど、このメンバーには相乗効果があって『あいつがやっているから俺もやらなきゃ』という気持ちになりますし、そういうメンバーが揃っているので、自分がチームの歯車のひとつになれればいいと思います。東アジア大会では戦う姿勢を見せたいです」





