2009.11.29

開幕目前!東アジア競技大会とは?

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▲前回東アジア競技大会より(2005年マカオ)。男子は中国を破って決勝進出


「東アジア競技大会」とはどんな大会?

 12月2日より香港で東アジア競技大会(East Asian Games)が開催される。東アジア競技大会とはいったいどんな大会なのか。6月に開催した男子の「東アジア選手権」と名称が似ていることから「また東アジアで大会があるの?」と混同してしまいそうだけど、東アジア選手権の場合は先につながるFIBAの大会。「東アジア競技大会」とは、4年に一度開かれる東アジアの総合競技大会のこと。以下にアジアでの「競技大会」と「選手権」の違いについて説明します。


■「アジア競技大会」と「東アジア競技大会」

 4年に一度、アジアおよび東アジアでは総合競技大会が開催される。日本が属する東アジアでは「アジア競技大会」と「東アジア競技大会」がある。いってみれば「アジア競技大会=アジアのオリンピック」「東アジア競技大会=東アジアのオリンピック」のこと。
 
 アジア競技大会がこれまで15回開催と歴史ある大会に対し、東アジア競技大会は93年より開催され今回で5回目の比較的新しい大会。大会の規模からいって、各国とも若手強化にあてることが多い。(アジア競技大会の場合はアジアのオリンピックということで、どこの国もA代表で臨んでいる。韓国では2002年釜山のアジア競技大会で中国を破って優勝した際には兵役が免除された)

 近年、日本で開催されたのは、アジア競技大会が1994年に広島で、東アジア競技大会が2001年に大阪で開催されている。ともに選手派遣は各競技団体を通し(バスケットボールなら日本バスケットボール協会)、JOC(日本オリンピック委員会)が行う。

※アジア競技大会は通称=アジア大会、東アジア競技大会は通称=東アジア大会と呼ばれている。
 
●アジア競技大会
主催=オリンピック評議会(The Olympic Council of Asia = 略称OCA)
●東アジア競技大会
主催=東アジア競技大会連合(East Asian Games Association = 略称EAGA)


■「アジア選手権」と「東アジア選手権」

 2年一度、FIBA(国際バスケットボール連盟)管轄内で行われるのが「アジア選手権」。バスケットボールのアジアの覇権を争うとともに、4年に一度開催される「世界選手権」と「夏季オリンピック」の出場権をかけた選手権大会となっている。今年度から男子は東アジア選手権が設定され、第1回大会が今年6月に愛知県小牧市で開催された。ともに選手派遣は日本バスケットボール協会が行う。

●アジア選手権
主催=FIBAアジア
●東アジア選手権
主催=東アジアバスケットボール協会

※以前、アジア選手権は「アジアバスケットボール連盟(ABC)」が主催だったため、略称は「ABC」と呼ばれていたが、2004年からは現組織名「FIBA ASIA」に名称変更したので「FIBAアジア」と略すようになった。だが、この呼び名はまだ浸透していなく、いまだ「ABC」と呼ぶことも多い。


■2005年東アジア競技大会(マカオ)は男子準優勝、女子4位

前回大会を振り返る

【男子】
優勝/チャイニーズ・タイペイ(A代表)
2位/日本(A代表)
3位/中国(若手中心)
4位/韓国(尚武と大学生の混成)

 翌年に日本開催の世界選手権を控え、強化の一環としてA代表が参加。準決勝で中国を破ったことが大収穫の大会だった(68-60)。中国は完全な若手チームで、NBAプレイヤーとなったイ・ジャンリャン、スン・ユエ、現在A代表で活躍しているワン・シペンなどがいた。このチームに準決勝で守り勝ちして決勝進出。若手で構成されているとはいえ、将来有望な大型選手擁する中国を破ったことに対し、当時のヘッドコーチ、ジェリコ・パブリセヴィッチは「これまで強化してきた日本のディフェンスが浸透してきている。中国を破ったことは大金星」と評価。
 
 しかし、決勝ではチャイニーズ・タイペイのゾーンを崩せずに、ロースコアで敗れた(55-60)。また、予選リーグでは尚武(サンム)と大学生の混成チームである韓国にも完敗しており(62-78)、世界選手権に向けては、最重要課題である得点力のなさが改めて浮き彫りにされる結果となった。その後、得点力不足を解消するために、世界選手権目前の強化合宿より、経験豊富な折茂武彦と節政貴弘が招集された。

※尚武(サンム)=国軍体育部隊(兵役とスポーツを並行できる軍隊。KBL選手も所属)


【女子】
優勝/中国(若手中心)
2位/チャイニーズ・タイペイ(A代表)
3位/韓国(若手含むA代表)
4位/日本(若手含むA代表)

 2004年のアテネ・オリンピック以降、ベテラン選手の引退を受けて若返りを図ろうとしたが、ヘッドコーチがなかなか決まらず、強化方針が定まらなかった1年。そんな中で、暫定ヘッドコーチとして荒順一氏(日本航空)が就任。アジア選手権と東アジア競技大会の采配をふるったが、アジア選手権では4位となって20年ぶりに世界選手権の切符を逃している。
 
 仕切り直しとなった11月の東アジア競技大会では国際大会経験の少ない選手を選出し、育成の大会と定めた。矢代直美、大神雄子、江口真紀らアテネ五輪で出番の少なかった選手や、2005年に代表初選出となった三谷藍、石川幸子ら78年組、小畑亜章子、田中利佳、当時高校3年生だった吉田亜沙美らでチームを組んだ。

 準決勝では中国といい勝負をするが、惜しくも敗退(69-72)。3決でも韓国に敗れて4位。アジア選手権とともに、アジアの表彰台にのぼることのない1年だった。

2005年東アジア競技大会の結果


Posted by yota at 18:02  日本代表