2008.08.22
恐るべし、北京の熱気!

8月12~20日まで、9日間ほど北京へ行ってきました。オリンピックは取材証(プレスAD)が取れないので取材はできなくて観客席からの観戦のみだったけど、予選リーグ3日間と準々決勝を見ることができ、世界のバスケットボールを堪能してきました。といっても、女子バスケットのみで、男子のチケットは入手できず。
そのかわり、中国ではバスケットをテレビ放映していたので(全試合やっていたと思うけれど、日中は出掛けなければならなかったので、全部見ることができなかったのは残念)、思いがけず男子の試合を数試合観戦することができたのはラッキー。中国の試合はスペイン戦の再放送(なぜか延長戦はカット)、ドイツ戦、ギリシャ戦を見ることができたけれど、中国は世界選手権時よりもたくましくなっていた。高さは世界でもひけを取らないし、スン・イェ(206㎝)ら若手ガードも成長していて、アジアではさらに独走態勢となりそう。

ドイツに勝ち、決勝トーナメント進出決定。円陣を組んで喜ぶ中国チーム(テレビ画面より)。ロースコアながら手に汗握る熱戦。ノビツキーが来るとわかっていながらも、終盤は止めることができなかったが、最後は中国が逃げ切った

ヤオ・ミンの喜んでいる顔にはこちらもジーンときた…
バスケットの試合放映のほかにも、新婚ヤオ・ミンとイエ・リー(元中国代表選手)の純愛物語のような特番や、94年の女子世界選手権で銀メダルを獲得した時のエースセンター鄭海霞(ジュン・ハイシャ、205cmでWNBAのLAスパークスでプレイしていた)がコメンテーターとしてテレビに出ていたり、バスケが盛んな国だけあって選手たちの知名度はかなりのもの。ナイキの顔としてイー・ジャンリャンが、オリンピックの顔としてヤオ・ミンがあちこちの広告に起用されていた。

この人、覚えていますか? 94年世界選手権MVPであり、90年代に世界のセンターとして君臨した205㎝のジュン・ハイシャ。コメンテーターとして登場。風貌は変わってないけれど、綺麗になったなあ
北京は噂どおり大気汚染がひどかった。子どもの頃、都心部で警報が出ていた「光化学スモッグ」のような空気の悪さ。曇りの日はもやがかかっていて、数100メートル先のビルの原型を見ることができず、空中はホコリだらけ。天気は曇り→雨の繰り返し。8月14日に大雨が降った時にはホコリが浄化されたのか、翌15日の北京は2週間ぶりの晴天だったそう。この日は陸上競技が始まる日だったので、中国恐るべしといったところ。その後は曇り→雨→晴れの繰り返し。写真を撮りに長時間街中を歩いたせいか、ノドは痛くなるし、洗濯をすれば水は黒いし、目はショボショボするし…。屋外で競技をするに適していない土地であることは確か。
そんな中で中国のパワーに圧倒されたオリンピックだった。

大勢の人で賑わう北京駅前
これまで現地で観戦したオリンピック(アトランタ、アテネ)ではたくさんの欧米人を見かけたが、北京で見かけた観光客は圧倒的に中国人が多く(当たり前と言えば当たり前だけど、本当に中国人が多かった)、会場でも、道端でも、地下鉄のホームでも、電車の中でも、中国の旗を持って記念撮影をしている人だらけ。国民の皆が一生に一度のお祭りを楽しんでいるようだった。バスケット会場でも、テレビでどこの会場を見ても「加油!(ジャーヨ=頑張れ)」の声を荒げている中国の熱狂振りには本当に圧倒された。会場でも、駅でも、天安門でも、故宮でも、デパートでも、とにかく人・人・人……で、人酔いしてしまいそうなほど、北京の主要部分は大熱気。改めて、中国の広大さを思い知ったオリンピックだった。
次のエントリーから数回にわたって、北京オリンピック・女子バスケットの様子を紹介します。





