2008.06.13

ラトビアの執念にシビれた!

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世界最終予選@マドリード〈4〉 

ラトビア 83(20-19.21-18.17-24.25-8)69 日本

敵ながらシビれたラトビアのバスケットボール。強豪国が多いヨーロッパの中にあって、なかなか国際大会の出場権を得られなかったラトビア。旧ソ連の国(1991年にソ連より独立)だから、ロシアをスケールダウンしたようなイメージをしていたが、しなやかな1対1をするロシアの血を持ちながらも、トランジションの速さではアジアチックな一面もある印象を受けた。ディフェンスのピックアップが早く、タイトなディフェンスから日本より速いトランジションを展開。内外角バランス良く攻めて、流れの中で3Pをピシャリと決める。走力を生かした攻防は日本が目指すべきすべきスタイルとも言える。

4Q中盤、ミスから崩れた日本の隙を突いて、ラトビアはトランジションからの外角シュートで畳み掛けに来た。日本も残り5分までは何とかついていき、エース#10JEKABSONE、#8BASKOを必死に抑える。苦しそうな顔をしているエース#10JEKABSONEの当たりが止まった時に、仕事をしたのが控えの33歳、#13TARE。特に、残り1分40秒、とどめともいえる9点差をつけられた78点目(この時日本は69点)のバンクシュートの3Pは、バックボードに響くドスン!という音とともに、魂を感じた。#13TARE が放った3P、4/4本(100%!)、2P、5/7本という高確率のシュートからは「何が何でも五輪へ!」という執念が見えた。この執念こそが今の日本に欲しい。日本はラトビアの怒涛の攻撃に心も脚もついていけなかった。

確かに日本は日を追うごとにチームが機能する時間が長くなっている。4Q中盤まで接戦を演じて勝てない相手ではなかった。だが、終盤にスタミナが切れ、コンビネーションが噛み合わずに“失速した”日本と、ベテランが勝負所で意地を見せて“勝ち切った”ラトビアとでは、確実な“差”があった。日本はベンチ采配も流れを断ち切っていた。踏ん張って流れを作っている控え選手の交代のタイミング、ゾーンディフェンスを引っ張りすぎたこと…。

日本はラトビア戦に勝っても負けても、たぶん、オリンピック出場決定戦(準々決勝)はチェコと対戦になったと思う。それは、日本とラトビアの試合のあとに、チェコ対アンゴラ戦があったから。チェコとしては、ヨーロッパで手の内を知っているラトビアよりは、上背のない日本のほうが対戦しやすいはず。対戦相手を選べるために、アンゴラにわざと負けてBグループ2位になることだってできた(アンゴラに負けることは逆にかなり難しいけれど)

だから、どっちみち、日本はチェコを倒さなければならない。ラトビアにしても、チェコにしても、いずれにせよ、ヨーロッパ勢を倒さなければ、オリンピックには行けない。


※追記/チェコとアンゴラではチェコのほうが実力は上と見られていた。チェコ×アンゴラ戦では、アンゴラがアルゼンチンを破った勢いは影を潜めていたので、試合内容からいってチェコがわざと負けることは不可能だったと思われる。そんな状態でわざと負けては敗退行為になる)


Posted by yota at 08:41  FIBA五輪世界最終予選