2007.09.26
第9回Wリーグ開幕記者会見
9月25日、岸記念体育館内にて、「第9回Wリーグ開幕記者会見」が開催された。WリーグとWIのヘッドコーチが出席し、今シーズンに向けての展望を語るもの。Wリーグ石川晋専務理事は「今シーズンはオリンピック最終予選を考慮し、ファイナルを2/21から行い、リーグを2月中に終了する」と語り、例年より早く日本代表の強化に取り組むことを発表した。以下、WIリーグ、Wリーグのヘッドコーチの展望を述べた順に紹介。
開幕は10月5日、19:00(代々木第二体育館)から、シャンソン化粧品vs日本航空でTip off!
【WIリーグ】

展望を語る三菱電機・田辺ヘッドコーチ
【トヨタ紡織サンシャインラビッツ】 小野利充監督
昨シーズンはシーズン前に4人がケガをしてしまい、思うような戦いができなかった。昨シーズンの目標は10勝だったが、2勝にとどまったので、今シーズンは一つでも多く勝っていきたい。今年は下半身強化トレーニングに力を入れている。この点を強化して上位に食い込みたい。
<キープレイヤー>キャプテンの谷川奈穂とガードの伊集院舞、新人の松島あゆ。得点現がフォワードに偏っているバスケットをやっているので、フォワードの伊藤菜々がどれだけ得点を取れるかにかかっている。
【ビックブルー東京】 魚井達浩ヘッドコーチ
(WJBLが掲げるホームタウンゲーム構想にともない、東京海上日動から社会貢献の意味で名称変更)
昨年度のメンバーから引退者がおらず、さらに3名追加でフルエントリーということで、昨年の経験を生かしたことができる。また、当チームとしては新人ではじめて180㎝の半澤愛子が加入したことによって、インサイドも強化。持ち前のスピードバスケットを展開したい。
<キープレイヤー>キャプテンの小林優子。チームをまとめられるようになり、主力としても得点力が高い。また、ベテランの宮本美希が若いチームをどうまとめていくかもカギとなる。
【甲府クィーンビーズ】 炭田久美子ヘッドコーチ
大きなメンバーの変動はないのですが、昨年度までのポイントゲッターの柘植由美子が引退しましたので、その辺をどう埋めていくかが課題。全員で頑張っていきたいと思います。
<キープレイヤー>昨シーズン、故障してシーズンはほとんど出られなかった赤池めぐみ。182㎝と身長の高い選手なので、活躍を期待したい。
【エバラヴィッキーズ】 桑田健秀ヘッドコーチ
昨年は2位ということで、あと上は三菱さんしかおりませんので、何としても三菱に勝って入替戦に臨みたい。チームは昨年のメンバーに、さらに新3名追加で戦力アップしている。3年目の選手が中心なので、精度アップ、バスケットの深さを追及している。取りこぼしがなければ順調にいけると確信している。
<キープレイヤー>ガードの石川誓、センター高木美恵が大きな軸。バックアップには15人全員が使える。
【三菱電機コアラーズ】 田辺広子ヘッドコーチ
昨シーズンはレギュラーシーズンで全勝して入替戦に臨むことが目標だったのですが、2敗してしまい、その辺からだんだんチームの様子がおかしくなってしまいました。今年も当然、入替戦で勝つことが目標なので、レギュラーシーズンを通して力を発揮することが目標です。
<キープレイヤー>キャプテンの丸山美樹。ガードの安谷屋陽子が抜けた分を埋めるのは松島有梨江で、2年目ですがポイントガードとして起用しています。あとは橋本和子。この3人です。(今シーズンより復帰した)江口真紀に関しては腰痛がありましたが、今は順調に来ています。江口はこの1年間、トップレベルでバスケットをしていないので、コンディショニングを整えることが先決でフル出場は考えていなくて、若い選手のプレイタイムを伸ばしたい。最終的には入替戦に勝つことが目標なので、江口には入替戦までにはきっちりとコンディションを整えてやってもらいたい。
【Wリーグ】

展望を語るJOMO・内海ヘッドコーチ
【日立ハイテククーガーズ】 青木拓郎ヘッドコーチ
今シーズンは昨シーズンと同様に、ハンデを大きく背負っていますので、それを補えるように激しいディフェンスをやっていきたい。昨シーズンはリーグ戦2勝という結果に終わったので、Wリーグの中で大きく水をあけられてしまっている。その空いた部分を埋めていきたいと思っています。
<キープレイヤー>とにかくうちのチームは、オフェンスもディフェンスも磯山絵美の出来にかかっている。その中で昨年リーグ戦で浮上した田中智奈江がオフェンスもディフェンスもポイントとなるので、彼女の出来に期待したい。
【デンソーアイリス】 木村功ヘッドコーチ
昨シーズンはトータル的にインサイド陣が大幅に変わりまして、結果的には失点が非常に高くなってしまいました。特にゲームの後半に崩れる若さがあったので、今シーズンはディフェンスを立て直して失点を減らすことがテーマ。そのためにも、1対1を重点的に強化しています。
<キープレイヤー>若いチームなのでいろんなキーの選手がいるのですが、3年目の田中こずえ、浦島慧子。この辺が若い中でも主力としてプレイタイムを伸ばそうということで、キープレイヤーとしてあげておきます。
【アイシン・エィ・ダブリュウイングス】 キム・ビョンオクヘッドコーチ
去年と違ったチームになっています。若いチームとも言えないし、年取ったチームとも言えず、曖昧なところがあります。うちはベテランの浜口典子、島田智佐子は半分くらいのゲームに出す予定でいます。それに対して若い選手がその穴を埋めることが課題として残っていますが、それがうまくいっていません。正直いってどうなるか私もわかりませんので、もう少し検討させていただきたい。
<キープレイヤー>ガードの鈴木成津子は一回り成長したという感じが確実にある。センターの武藤さや香があがってきているが、まだ半分ぐらいの出来で、浜口が出なければ足りない状態。引退した栗原綾子の穴を埋めるのが前田有香。彼女はルーキーながらうまくいっているが、まだどのように成長していくかわかりません。
【日本航空JALラビッツ】 荒順一コーチ
昨シーズンはポイントガードとセンターの軸になるところが2本抜けてしまったということで、全チームから白星をあげたものの、安定した戦いができませんでした。今シーズンは、昨シーズンのメンバーから大きく抜けた選手はいませんので、戦力的にはアップできると考えています。
ポイントガードとセンターのポジションがカギを握り、ポイントガードは伊佐樹里がどこまでできるか。正直、ポイントガードのところはスタメンを決めかねている状況です。センターは三井裕愛がポジションを取ると思われますが、得点力ではまだ安定感に欠けています。控えでは身長の面で言えば柳沼幸に期待しています。今年入った新人は戦力にならない選手はいないと思っています。特に高橋礼華は膝の具合が心配ですが、戦力化を考えています。ガードの吉田沙織、井上早希、センターの藤本寿美、この3人のルーキーも今年のシーズンを占う選手になります。(キープレイヤーを含めた展望)
【トヨタ自動車アンテロープス】 チョン・ヘイルヘッドコーチ
昨シーズン一番残念だったのが、スタメンの2人(榊原紀子、三浦歩惟)がケガをしてしまったこと。それでセミファイナルで終わってしまったのが痛かったですね。今年も榊原の足の状態が良くないのが正直なところ。今シーズンはプレイの問題よりも、ケガ人なしで全試合やれるか、やれないか。それがポイントです。
<キープレイヤー>うちのメインは榊原。彼女がどこまで復帰してできるか。
【シャンソン化粧品シャンソンVマジック】 梅嵜周毅ヘッドコーチ
大黒柱の永田睦子が引退しまして、その穴をいかに埋めていくか、みんなでカバーしながらやっている最中です。メンバー的にだいぶ若くなりましたので、今シーズンは走るバスケット、攻撃的なバスケットでやっていきたいと思います。
<キープレイヤー>ケガから復帰した石川幸子。最年長の相澤優子はいますが、主力としては最年長なので、頼れるディフェンダーとしてやってほしい。あとは池住美穂、藤吉佐緒里、このあたりに期待しています。
【富士通レッドウェーブ】 中川文一ヘッドコーチ
昨シーズンは(ファイナルで)恥ずかしい試合をしてしまい、残念な結果になりました。これまでのチームの問題点はポイントガードの船引かおりの控えがいなかったことですが、今シーズンは新人に中畑恵里が入ってきたので、彼女にその大役が務まるかどうか。それが今シーズンのひとつのポイントになると思っています。ベテラン選手が多いのでコンディションに気をつけながらやっていきたい。もし中畑がポイントガードのバックアップができるのであれば、それぞれのポジションでバックアップ選手ができる。ただ、今美春が辞めたことが少なからず影響するのはあるが、中堅の選手がカバーしてくれればと思っています。
<キープレイヤー>船引かおりの控えの中畑。ベテランの矢野良子、三谷藍、船引まゆみもキープレイヤーになると思っている。
【JOMOサンフラワーズ】 内海知秀ヘッドコーチ
昨年度は苦しみながらリーグ優勝したことは選手たちにとっては非常にいい経験になり、一回り大きくなってくれると思います。ただ川畑宏美のところが問題。川畑は多く得点を取っていたわけではありませんが、ディフェンスやリバウンドのところで頑張ってくれたので、その穴をどう埋めていくかが課題ですが、そこのポジションは長南真由美と林五十美が埋めてくれると思っています。昨シーズンケガをしてシーズンを棒に振ってしまった田中利佳は今年はケガの状態も良く、昨年の分も頑張ってくれると思っています。
ただ一つだけ…立川真紗美が昨シーズン終了後、ヘルニアの手術をして経過そのものがあまりよくなくて、復帰のメドがたっていません。立川のスピードが非常に我々のチームに必要なところなので、そこが今、頭を悩ませているところです。うちのチームは昨年同様、大神雄子、山田久美子のラインをしっかり作っていきながら、今シーズンに臨んでいきたいと思っています。(キープレイヤーを含めた展望)
続いて、大神雄子(JOMO)選手の「プロフェッショナル契約」についての記者会見が開かれた。





