2007.08.01

今夜、命運をかけた日韓戦

絶対に負けられない韓国戦。韓国はこれまで戦ってきたヨーロッパスタイルのチームとはまったく違うスタイル。観戦する人のために韓国についての情報を。

韓国は昨年の世界選手権を逃したことで徐々に若返りを図っていたが、今年はさらに若返って大学生4人に、KBLのルーキー2人が加わった。(イ・ギュソプというKBLの中堅フォワードがいたが、ジョーンズカップでケガをしたためにエントリー変更。これに変わったのも大学生)。ヘッドコーチもキョンヒ大の監督であり、「うまさではベテランが多かった時代には負けるけれど、若さで走ってディフェンスを頑張るチームを目指している」と主将の#5シン・ギソンは言う。このシン・ギソンは逆に代表に返り咲いた32歳のPGだが、それ以外はかなり思い切った若返り策をした印象がある。

これまでの戦いぶりを見ると、223㎝、147kgの巨大センター、#4ハ・スンジンが韓国バスケに馴染んで急成長し、大活躍を見せている。そして何よりスンジンを使うガード陣が巧い。#5シン・ギソン(180㎝、32歳)、#6ヤン・ドングン(180㎝、25歳)、#11キム・スンヒョン(178㎝、28歳)の3人はKBLで優勝経験、MVP受賞歴のあるPGだ。

予選リーグのタイペイ戦では持ち前の速いパスワークと速攻で勝利。2次リーグ初戦のヨルダン戦はパワーバスケットに対して、ファウルトラブルに苦しみながらもハーフコートをきっちり展開し、僅差で逃げ切った。様々なゲーム展開ができるのも、3ガードの誰が出ても役割を果たしているからだろう。

ウィークポイントをあげるとすると、ハ・スンジンの疲労度か。ヨルダン戦ではPFの#8キム・ジュソン(205㎝)がファウルトラブルだったために、ハ・スンジンの出場時間が長くなり(37分39秒)、途中で脚がつってしまった。また、4、5番のポジションを務める#15キム・ミンス(200㎝)が出場停止中ということも、ハ・スンジンの負担に拍車をかけている。

ポイントはキム・ミンスが日本戦に出場するかどうか。キム・ミンスが出場できたからといってすぐにチームにマッチするかは分からないが、少なくともインサイドでローテーションができる強みはあるので、出場するか否かは大きなポイントとなる。

アジア独特の緻密さを持つ日韓戦は、これまでのゲームとはまったく違うゲーム展開になる。2次リーグの対戦が決まった時に鈴木HCは「1次リーグではヨーロッパスタイルのチームと対戦していたので、カザフが初戦なのはやりやすい。韓国はこれまで対戦したどのチームともタイプが違うので、いきなり当たりたくはなかった」と言っていたが、奇しくも、ガチガチのアジア対決の日韓戦が命運を握ることになるとは。

そして、本日13時半から行われたヨルダン対カザフスタン戦では、82-73でヨルダンが逆転勝利。この結果により、最悪、韓国戦に負けたとしても、明日に望みをつなぐことはできる(ただし、韓国がカザフに勝った場合のみ)。まずは今日の韓国戦に勝つことだけを考えたい。日本らしいバスケを!


Posted by yota at 16:10  FIBAアジア選手権