2007.01.28
もう一度「バスケがしたい!」彼
前回のエントリーで書いた「bjリーグ第2次選考トライアウト」を受けていた注目の選手というのは、
慶應義塾大出身の辻内伸也君。181㎝、G、大学卒業2年目の24歳。
2年前、45年ぶりにインカレと関東リーグを制覇した慶應義塾大のスタメンだった辻内君です。
2年前の慶應を覚えているだろうか。
インカレでのフィーバー(死語?)ぶりは、今シーズン(昨年末)より熱いものがあった!
入学当時は関東2部だったチームを「俺が日本一にする!」と宣言して有言実行した志村雄彦。
そんな熱いチームリーダーを筆頭に、エース石田剛規が勝負所で決めて、
昨年のインカレでも大活躍した竹内公輔と酒井泰滋が2年生ながら仕事を果たし、
旋風を巻き起こした。
そして、忘れちゃならないのが辻内伸也だった。
洛南高時代はそんなに得点を取るタイプではなかったが、大学時代に急成長。
オフェンスではドライブインや3Pを得意とし、ゲームの流れをよく見てのつなぎのプレイもうまい。
ディフェンスでも相手を抑えるシブイ働きをしていた。
確かに他の4人の個性に比べると、地味だったかもしれない。
でも、その安定感と小気味良いプレイは、慶應大になくてはならないものだった。
慶應大トリオと言われた志村雄彦は東芝へ。石田剛規はトヨタ自動車へ。
そして辻内伸也が選んだのは関東実業団の三井住友海上火災保険。
一昨年の国体では奈良代表として出場し、成年の部で優勝に導いている。
「自分のプレイスタイルはお客さんを沸かせるというより、控えめにやるスタイル。
トップのリーグでやるような選手じゃないと思ってました。
それに、インカレで優勝して最高の思いができたので、
気分的に『バスケットは一休み』という思いがありました」
彼は関東実業団に進んだ理由をこう話す。
でも、やはり大学で日本一になった男は社会人バスケの現状に満足することはできなかった。
昨年12月に三井住友海上火災保険を退社。
もう一度、最前線でプレイすることを決意し、bjリーグトライアウト挑戦にかけた。
「2年間、バスケットの最前線から遠ざかるうちに、どんどん自分のプレイがなまっていくし、
体力が落ちていくのが分かったんです。
そういう自分ではバスケットが楽しめなくなっていた。
このままの状態で体が動けなくなるのは耐えられないと思ったので、
もう一回全力で挑戦しようと、トライアウトを決めました」
辻内君は自身のスタイルを「控えめ」と言っていたけれど、
考えながらプレイできるバスケIQの高い選手。トップリーグで生きる道はあるはず。
彼の玄人好みの渋いプレイが、トップリーグで見られたらいいなあと期待しているし、
何より、挑戦してくれたことがすごくうれしかったです。はい。





