2006.11.23
アジア競技大会迫る!
もうすぐアジア競技大会(略してアジア大会)が始まる。ここで、「アジア大会」と「アジア選手権」の違いを説明します。アジア大会とはなんぞや?
バスケットボールの場合
●アジア競技大会…アジアオリンピック評議会(OCA)に加盟している国が参加できる。JOC(日本オリンピック委員会)が管轄し、派遣を行う。4年に一度行われる。
●アジア選手権…FIBAアジアに加盟している国が出場できる。FIBA(国際バスケットボール連盟)の傘下にあるFIBAアジア管轄の大会。2年に一度開催され、世界選手権とオリンピックアジア予選を兼ねる。
いってみれば、アジア大会は「アジアのオリンピック」のことで、アジア選手権は「バスケットボールアジア№1決定戦」のこと。昨年開催された東アジア大会も4年に一度開催される東アジア地区のオリンピックで、アジア大会の前年に開催される。アジア大会は、各競技団体が行っている大会と違い、規模が大きいためにエントリー締切が早い。そのため、世界選手権が終わった直後に、新生日本代表をスタートさせなければならなかった。
アジア大会への参加はJOCから「国内ベストメンバーを派遣するように」とのお達しがある。「アジアチャンピオン」の肩書きは欲しいところだが、実際はバスケットボールのように上の大会に直結しない競技(世界選手権やオリンピック予選ではない)もあることから、強化ととらえて若手を参加させる競技もある。
ちなみに、来年夏に世界選手権を控えている陸上競技は、ハンマー投げの室伏広治、200mでは末續慎吾、棒高跳びの澤野大地ら、そうそうたる顔ぶれが出場する。競泳も北島康介が出場。きっちり勝って、国際大会で実力を示しておきたいところなのだろう。
バスケットボールの場合、男子のメンバーリストを確認したところ、中国、韓国、カタール、チャイニーズ・タイペイなどの強豪国はベストメンバーが出場する。中国はヤオ・ミンこそ出場しないが、それ以外はベストメンバー。やはり北京オリンピックに向けて強化しているのがうかがえる。やや若返った韓国にしても、現段階のベストメンバーがそろい、NBAに名を連ねたハ・スンジンも、NBAに挑戦していたパン・ソンユンもメンバー入りしている。
女子はアジア各国どこも過渡期であるため、今大会のメンバーがベストなのか、オリンピック予選になったら変えるのかどうかは蓋を開けてみなければ分からない。
上に直結していない大会とはいえ、当たり前のことだけど、試合になればどこの国も真剣。韓国男子は前回優勝したことで兵役免除となっているし、いい成績を収めれば強化費アップにつながるので手を抜いて挑む国などない。つまりこのアジア大会は、アジアチャンピオンを狙いながらも、本番(オリンピック予選を兼ねたアジア選手権)への強化を図っているわけだ。特に、アジアの場合は次回オリンピックにおいて、各競技とも開催地である中国が出場権を持っているため、この大会はアジア選手権の前哨戦となる。非常に非常に興味深い!
次のエントリーでは、男子合宿の様子をお伝えします。





