2006.10.21
また会う日まで!
ちょっと前の話だけど…
ジェリコ・パブリセヴィッチ氏の「さよならパーティー」が開催された。主催者はジェリコ氏と親交深いトルコ大使(女性!)。日本代表スタッフ、協会関係者、世界選手権大会関係者、ジェリコ氏の友人や記者などが集まり、ジェリコ氏のこれまでに感謝した。いくつかの国の大使も来ていて、ジェリコ氏の顔の広さには驚くばかりだった。リーグ中ということで、残念ながら選手たちは参加してなかったけれど、きっと、それぞれがお別れをしたことだろう。
ヨーロッパ人らしく、食べて、飲んで、語って、歌って、踊っての楽しい夜。別れを惜しむというよりは、再会を約束するかのような明るいパーティーだった。トルコ大使もジェリコ氏もジェリコ氏の奥様も、それはそれは、楽しそうに踊っていた♪
ジェリコ氏は「まだまだ日本人に教えたいことはいっぱいある。記者たちにも伝えたいことがいっぱいある。いつでも連絡ください」とハグしてくれた。私ももっといろんな話を聞きたかった。
ジェリコが伝授してくれたバスケットボールは、最初は日本には馴染みのないものだった。中国には中国の、韓国には韓国のスタイルがあるように、日本には日本独自のスタイルを追求して築いたほうがいいんじゃないかと思ったこともあった。しかしそれではアジア止まりなのだと、世界には通用しないのだと、ジェリコ氏は言った。
「身長の基準を上げること。若い選手の強化を進めること。フィジカル能力を上げること。そうしない限り世界から遅れていく。世界の基準を知って、それに近づくことが今の日本には必要」だとインタビューのたびに記者たちに向けられた。何もなかった日本には早く世界の基準、つまり世界のファンダメンタル(基本)を知ることが先だったのだろう。日本独自のバスケットボールを築くのはそれからだ。だから、飛躍を見せるのは、これからなのかもしれない。
これまでやってきた強化は間違ってはいなかった。成長を見せてくれたことは紛れもない事実。“世界を見据えた”強化を実行してくれたのは、ジェリコがはじめてだ。本当に感謝している。
ジェリコ氏のパーティーには数ヶ国の大使が来ていた。皆、親しい友人だという。トルコ大使と知り合いだったおかげで、昨年のキリンインターナショナルにトルコを招待することが出来たと聞いている。そういった意味では、ジェリコ氏のコネクションは強力で、今後も日本といい付き合いをしていくことを願いたいのだが……。
気になるジェリコ氏の今後についてトルコ大使が「ジェリコさんほどの人をバスケット関係者が放っておくわけがありません」と発言していたが、この時点では未定。
それから日本代表の通訳を務めた楠本賢君もクロアチアに帰る。若いのにすごくしっかりしていて、英語とクロアチア語と日本語を同時に操り、ジェリコ語録を一語一句もらさずに訳してくれた。ユーモアある一面も見せてくれて、とっても明るい人だった。クロアチアで奥さんと家業を継ぐとのこと。元気でね!
ジェリコ氏も賢君も10月17日に帰国した。
「日本はこれからです。これから今までやってきたことが実って、強化の成果が出てくるでしょう。それだけのことはみんなやってきたのです。選手には『自分たちを信じてください』と言いたいです」
ありがとうジェリコ!その言葉を信じます。また会う日まで!






