2006.08.16
アメリカvs韓国

滞在時間25時間。羽田⇔金浦発着の楽チン移動で行ってきました。韓国で行われた「WBC(World Basketball Challenge)2006」。7~8月は世界各地で世界選手権前の前哨戦(親善試合等)が行われていたが、韓国で行われたWBCはアメリカ代表が最後に行うエキシビションマッチ。韓国は世界選手権には出場しないが、来年が協会設立100周年、KBL創立10周年にあたるため、その記念行事の一貫としてWBCが行われた。本当は来年のFIBAアジア選手権の開催を狙っていたらしいが…。
韓国で最終調整していたのはアメリカ、トルコ、リトアニア、イタリアといった超強豪国。8/11~15日まで行われていたが、私が観戦したのは15日の韓国vsアメリカのみ。
さて、試合はというと、116-63と54点の大差でアメリカの勝利。韓国は前半はわりと頑張っていたけれど、アメリカ戦を経験させようとたくさんの選手を起用しているうちに、どんどん差がついてしまった。メンバーを試しているのはアメリカもしかり。負傷で登録を外されたギルバート・アリーナス以外は全員出場。韓国はトルコとリトアニアに大善戦したにもかかわらず、アメリカ戦はやはり次元が違ったのだろうか!? レブロンがドライブする時は体をよけて花道を作っているように見えたくらい、アメリカのスピードは迫力がありすぎた。あと、アメリカが韓国相手に一度ゾーンを試したのには驚いた。韓国相手でも試すのかと。アメリカの12本のダンクに対して、韓国のダンクは1本。韓国の観客はどちらにも盛り上がっていたけど(笑)
レブロン・ジェームスが23得点決めてMVPに。そのレブロン、記者会見で「韓国代表で一番印象に残った選手は?」という問いに「パン・ソンユン」選手の名前をあげた。パン・ソンユンは21得点で韓国のリーディング・スコアラーなので確かに印象残ると思うのだけど、驚いたのが背番号ではなくてフルネームで「パン・ソンユン」と言ったこと。へぇ、名前知ってんだ!!

↑パン・ソンユンとカーメロ・アンソニーのマッチアップ。
パン・ソンユンは代表に合流して日が浅いが、21得点をマーク。いまや韓国のエースだ
さて、アメリカの情報は多数出ているので、ここでは世界選手権には出ないけれど、韓国の情報を。
韓国代表はようやくというか、やっとというか、ついに世代交代をした。90年代から引っ張ってきた韓国の顔たちはもういない(個人的にはちょっと寂しい)。とはいっても、チームの中心は20代後半の中堅組なので、すごく若返りしたわけではない。7月に中止になったスタンコビッチカップに出場する予定だったメンバーに加え、アメリカから帰国したパン・ソンユンとハ・スンジンが7月末から合流。大学生が3人、高校生も1人いる。唯一の高校生、キム・ジンス(203㎝、代表ではフォワードとして育てられている)は現在アメリカのサウスケント高校在学中。9月のアジアジュニア選手権には韓国代表として出場するとか。要チェック!
新生・韓国代表は、今までより大型化されたチームになった。PGはキム・スンヒョン(178㎝、27歳)とヤン・ドングン(180㎝、24歳)といったKBLでも脂が乗った2人が務め、SGに得点源のパン・ソンユン(195㎝、24歳)、SFは3Pが入るイ・ギュソプ(198㎝、28歳)、アルゼンチンとのハーフでジャンプ力があるキム・ミンス(200㎝、24歳)他。PFは走力と体力があるキム・ジュソン(205㎝、26歳)、Cはリトアニア戦で頑張ったというハ・スンジン(223㎝、21歳)がベストなラインナップ。でも韓国らしく2ガードの場面も多く、やはり機動力という面でPGの存在感は欠かせない。昨シーズン、サムソンの優勝に貢献したソ・ジャンフン(207㎝、32歳)はメンバーリストに名前はあったけど、ベンチにはいなかった。
トルコに67-70、リトアニアには81-83と、敗れはしたものの強豪国相手に大大健闘した韓国。現代表にはお家芸である3Pのスペシャリストこそいないが、オフェンス力はかなりある。世代交代しても人材はちゃんといるんだなぁ。
そんな新生・韓国代表について取材をしようとしたら…試合後の記者会見を拒否られた~(涙)。開催国なのに、こんなんでいいのか!? なんでもアメリカ戦の目標が、先日、中国がアメリカ相手に46点差(ヤオ・ミンとワン・ジジ抜きで73-119)だったため、失点を46点差以内にすることだったが、残念ながら53点差だったので、試合後は練習することになったらしい。ホントか!?
12月のアジア大会は、NBAでプレイするハ・スンジンと、アメリカでのプレイを希望しているパン・ソンユン抜きのメンバーか。まあ、ここで名前を羅列しても、韓国選手のことはわからない人が多いですよね。アジア大会の前にでも、また詳しく選手紹介をしますね。
今回もメディア申請から通訳、宿泊まで、朴康子(パク・カンジャ)さんにお世話になりました。毎度のことながら感謝です! カンジャはここのところ日本で仕事していたため、ブログの更新をお休みしていたけれど、近々、記者会見の様子などアップするそうです。こちらもご覧ください。





