2006.08.27
新しいFIBAの大会
今日(8/26)から会場をさいたまスーパーアリーナに移し、ファイナルラウンドがスタート。今大会は参加国が24チームに増えた最初の大会(86年大会にも一度だけ24チームで開催しているが、その後は16チーム)。ベスト16に入るための死闘はグループラウンド最終日まで繰り広げられ、決勝トーナメント1回戦も接戦の連続。この大会を経て、世界のバスケットボールのレベルは間違いなくレベルアップすることだろう。これから毎日そんなレベルの高いゲームが観られると思うとワクワクする。
今大会は「FIBAの管轄」ということを実感する。出場国が24チームとなったことで、世界に誇る競技を目指そうとしているFIBAの姿勢が随所に見えるからだ。
たとえば、今までだったら日本からのメディア申請はすべてJABBAを通していたが、今回はLOC(世界選手権組織員会)を通じて全世界共通オンライン申請。FIBAが取材の不可を決めている。オリンピックと違い、バスケットボールだけの大会だからできる限りのメディアは受け入れてくれているが、それでも落とされた(許可されなかった)メディアが1、2割あるとか。申請受理数は約1700にのぼり、実際に取材に来た数は述べ800名。海外メディアの数は、さいたまに来てからその多さを実感する。逆に広島に来ていた日本人メディアの数は減り、新たにファイナルラウンドから取材する日本人メディアが増えている。明日(8/27)はアメリカと中国の試合があるから、メディアの数はさらに増えそう。
また、試合前の国歌斉唱は今大会から。今までの国際大会は、チーム間で記念品を交換しただけだった。試合前の国歌斉唱は、気分が高揚してくるのでとてもいい。これはぜひ、大陸予選(日本でいうとFIBAアジア選手権)でも採用してほしい。観客も一体感が出てくる。
試合後の記者会見の取り仕切りも日本の役員がやっているのではなくて、FIBAの役員。スタッツ(公式記録)の種類もボックススコアから個人のシュートチャートや確率、プレイバイプレイなど、1試合につき10枚くらいの記録が束になって出てくる。公式記録はJABBAではなく、FIBAの公式サイトと世界選手権公式サイトに掲載され、試合の総評を書いているのはFIBA専属ライターだ。
メディアに配られるガイドブックには、154ページにわたり、FIBA専属ライターたちが執筆した全選手の英文と日本語の詳細が掲載されている。実はこのメディアガイドと、販売されている大会公式プログラムの編集に関わったのだが、各国のメンバーリストがなかなか集まらず、大変な作業だった。ギリギリまで待っても変更、また変更。結局は来日しない選手までリストに入れるハメに…。日にちが何日あっても足りない作業だった。こんなに詳しいメディアガイドは今までの大会ではなかったはず。
逆に、公式プログラムを買ったお客さんには正式ロスターではなくて、締め切り時点の登録選手を掲載するハメになり、大会に出ていない選手も多く掲載されているので申し訳ない気持ちでいっぱい。でもこれも、日本の最新編集技術をもっての出来なので、ご勘弁いただきたい。次回開催地のトルコはここまで詳しいものを作れるだろうか?(エントリーの締め切りが早ければ可能だろうが)
そして、FIBA管轄の国際大会の中で、多くの役員を務めるのが日本のLOCスタッフ。24チームに増えた初の国際大会を支えるべく、日夜、休みなく働いている。
そんな、世界各国のバスケットボールプレイヤー、ファン、メディアが集うバスケットボールの祭典が、ここ日本で行われているのだ。さいたまスーパーアリーナはほぼ満員となり、熱気も高まっている。
第一試合。アルゼンチン対ニュージーランドを見る。
……悔しくてたまらない。
いつか、この舞台に日本も立てるように、さいたまで行われている各国の激戦を、脳裏にやきつけておきたい。





