2006.08.25
悔しさこみあげた予選最終日
日本のグループラウンド最終・スペイン戦は、体は動かしていたけれど、心までついていけなかった…という試合だった。ジェリコHCも「今日は試合になってなかった。昨日に大きなショックがあり、今日に限っては選手たちの気持ちを分かってほしい」と語った。
スペインに対していつものタイトなディフェンスができなかったばかりか、スペインのゾーンをまったく攻められなかった。スペインはジュニア時代から気心知れあったメンバーが、流れるようなパスの連携プレイでスペーシングを作り、シュートをしっかり決めてくる。なんて綺麗で楽しいバスケなんだろう。こんなにも強いのに、しっかりと日本のプレイをスカウティングしてくるところは、さすが世界の一流チーム。
スペインのシューター(SG)#7ナバーロは192㎝で細身の体。ナバーロを見ていると、日本人SGもユーロリーグでプレイできる可能性があるのでは、と感じる。実際に対戦してみると、そのしなやかさに驚かされるのだが、日本人がユーロリーグでプレイするには、お手本のような選手だと思う。
日本の世界選手権が終わった。
負けたニュージーランド戦の直後より、今のほうが悔しさがふつふつと沸いてくる。
グループラウンド最終日の24日は、どこも決勝トーナメントをかけて白熱した試合の連続。第1試合、グループB@広島ではドイツ対アンゴラが競っていたのだが、私はどうしても中国の結果が気になり、スロベニアとの激戦をメディアセンターのモニターで見ていた。が、30分早く始まった広島ではドイツ対アンゴラが延長に突入! 慌ててアリーナに行くと、トリプルオーバータイムの大激戦に。日本戦のあとアンゴラの評価はうなぎのぼりで、パワフルで組織化された意志の強いバスケットには、記者たちもみんなファンになっていた。かたや、ドイツはノビツキー様が超人ぶりを発揮。再延長に持ち込んだスリーは神ががり的で会場中がビックリ! いいもの見せてもらった。アンゴラは惜しくも負けたけど、決勝トーナメントでは応援したい気持ちでいっぱいだ。中国が勝った瞬間のブザービーターは見逃したが、4位でさいたまに来るのでヨシとしよう。やっぱり、アジア勢には頑張ってもらいたいから(中国人記者は苦手だけどね)。
だから、こんな波乱の幕開けだった1日だからこそ、日本にも何か起こるのでは…思った。一生懸命に努力してきたことが最後に報われるのでは…と思いたい自分がいた。けれど、そう簡単に奇跡は起こらなかった。ニュージーがパナマに勝った瞬間、日本のグループラウンド敗退が決定。この時の気持ちは何て言葉で表したらいいのか、今でも分からない。すべてが終わった時の選手たちの顔も・・・一生、忘れられないだろう。
そんな中で広島の会場中がパナマを応援してくれたこと、決勝トーナメントに進めないにもかかわらず、スペイン戦で最後まで大声援を送ってくれたことは本当にうれしかった。広島グリーンアリーナの応援団は最高だった。これからも日本のバスケットボールの応援をお願いします。
長い長いグループラウンドが終わった。この一週間で、1年分くらいの経験と疲労を積んだ気がする…。





