2006.07.02
スペインでの再会

スペインで逢いたかった人! 私の大切な友人、岩瀬裕子さん(ニックネーム:すい)。現在、彼女は日本代表のスペイン遠征に途中から帯同して、通訳の仕事(チームアタッシュ)をしてくれている。
現在スペインに留学して2年目。2004年まではミヤギテレビのアナウンサーとして、自身も大学までプレイしていたバスケットをはじめ、サッカー、ゴルフなど、スポーツの実況や取材をしていた。しかも彼女は「日本で最初に高校サッカーの実況をした女性アナウンサー」という輝かしい経歴を持つ。女子アナという花形職業ながら、彼女はとっても律儀で硬派な人間で、そんなところがすごく好きだったりする。彼女とは仙台高校の取材を通じて知り合い、意気投合。アテネオリンピック取材時は一緒にホームステイした仲間だ(詳しくはアテネオリンピック裏日記参照)。
日本代表がスペインに遠征すると聞いて、真っ先に思い浮かんだのが岩瀬裕子のこと。何事も責任感を持って仕事をする彼女のこと。スペイン語の日常会話は問題ないというし、気遣いのできる人だし、チームアタッシュに向いていると思ってこの仕事を紹介したのだが、これが完璧な仕事ぶり。スペイン語ペラペラなんだよ。かっこいい~! まあ、何より私がすいに逢いたかったというのもあるけれど(笑)
「チームアタッシュ」の仕事とは何か。現地でのスタッフや選手のお世話係で、旅行でいえば添乗員みたいなもの。仕事内容はものすごく広範囲にわたる。国際大会などでチームのベンチの後ろにいる付き人を見たことあるだろうか。あれがチームアタッシュの人。チームを支える縁の下の力持ちとして、朝起きてから夜寝るまで、スタッフや選手が遠征しやすいように、大会に臨みやすいようにと、導いてくれるのだ。
すいはミヤギテレビ時代、2001年に開催されたヤングメン世界選手権代表を追い続けていたことがあり、網野、山田選手はすいの顔を覚えていた。仙台出身の川村選手も「僕、岩瀬さんのことテレビで見てました」と、それくらい東北地方では有名人。シン(大神)も仙台のアジア選手権で取材を受けているし、何人かの選手とは顔見知り。でも皆、なぜすいがスペインにいるか不思議だったみたい。そりゃそうだよね。アナウンサーだったのが、いきなりサンティアゴの空港に出迎えに来るんだものね。すいのスペイン留学に関しては、なぜ華々しいキャリアを捨てて30代で学生に…と周囲に言われたという。でも本人いわく、「アナウンサー時代にはなかった自分の時間を持ち、語学の勉強をすることがとっても楽しい」と笑う。
今回、私とすいは同室に泊まったので、積もり積もった話ができると思ったが…お互い仕事時間がすれ違うことが多く、部屋に帰ってきても睡魔が襲ってきて語る時間すらない(泣)。一度、2人ともうたた寝してから深夜4時に起きて1時間近く語ったことがあったが、朝早くからの仕事を思うと、夜通し起きていることもできない。せっかくスペインの青い空の下に一緒にいるのに、バル(カフェ)でお茶することもできないなんて! でもいいんだ。すいの元気な姿に逢えたから。ね! また再会できるでしょう。今後もバスケット界のお仕事で何かとお世話になります!
さて。ここで仙台地方&バスケット関係者の皆様に、消息不明中だった岩瀬裕子からメッセージです。
スペイン女子U-18代表ヘッドコーチのホセ氏と岩瀬裕子
いまだもって、セニョリータ(未婚女性に使う敬称)を貫くイワセです!!!(笑)
今回は、ようたさんの紹介で、このような貴重な勉強の場が持てたこと、心から感謝しています。ありがとうございます。バスケットを通して、このように、みなさんと再会できたこと、とてもうれしく思っています。やっぱり人生って、会うべき人とは、どんなに離れていても、また結ばれるのね!? と、感慨深く思いました。
おととしの11月。約10年お世話になったミヤギテレビを退社。現在は、バルセロナで、スペイン語の学生をしています。学生って、こ~んなに気ままなものだったのか・・・と思う位、本当に、気楽。このまま一生、学生を続けたいくらい。新しいことを学ぶって、本当に、楽しいです。
さらに、今回は、日本のみなさんとの再会だけでなく、スペイン人との再会もありました。以前住んでいた「サラマンカ」という学生の町(マドリードからバスで2時間半)での知人です。留学したての私は、今年8月に控えた男子世界選手権で、語学ボランティアをはじめとした大会のお手伝いができやしないかと考え、地元女子バスケットクラブ(ペルフーメリア アベニーダ)に直談判。辞書片手に、「練習の見学をしたい。遠く離れた母国・日本で、はじめて開かれる男子の世界選手権。何かしらの形で、大会を盛り上げたい。今までお世話になったバスケットに恩返しをしたい。そのために少しでも、バスケット用語などを覚え、バスケットの面白さをより多くの人に広めたい」旨、話しました。
以前から、そのチームの試合には行っていたので、見知らぬアジアの子がいるとは気づいていたようですが、そこまで言うならと、OKをくれたのが、現スペイン女子18歳以下代表監督のホセ氏。「女子のトップリーグの見学は無理だが、高校生の練習ならいい!」と快く承諾してくださいました。遠征最終地となるルーゴでの再会。さらに、その時にいた選手も、代表入りしており、二重の喜び。「なんで、ここにいるんだ?そうか、通訳か?」と言って、なつかしがってくれたホセ氏。国は変われど、言葉は変われど、一生懸命何かを訴え、勉強する志のある人には、道は開ける・・・幸せを感じた一瞬でした。
私にとって、バスケットボールとは・・・。
人と人とを結ぶもの。常に、人には誠実でありたい!と考える今日この頃です。
35歳・岩瀬裕子 セニョーラになれるかな?





