2005.10.28
女子アジア選手権を振り返る2

■過渡期を迎えたアジア
写真はFIBAアジア選手権で優勝した中国。
FIBAアジア選手権で苦しい台所事情を抱えていたのは日本だけではなかった。アテネ五輪で低迷(中国9位、日本10位、韓国12位)したアジアは、まさに今、過渡期を迎えていたのだ。
中国は主力選手のミャオ・リージェとスイ・フェイフェイの2人がWNBAに参戦中ということもあり、また地元北京五輪を睨んで平均年齢20・7歳という若さで挑んだ。その若さゆえ、大会中はかなりの波があったが、オーストラリアから招聘した名将・マー・ヘッドコーチの「選手の可能性を引き出す」手腕によって、見事優勝を果たした。これはエース抜きで戦った中国にとって大きな自信となった。
韓国はアテネ五輪で最下位と惨敗したあと、五輪当時は代表から退いていたベテランのチョン・ジュウォン(32歳PG)とチョン・ソンミン(31歳PF)の2大エースを復帰させた。メンバーだけ見れば中国よりも上。予選の中国戦にも勝利し、決勝でも下馬評は中国よりも高かった。だが、決勝では中国の“ホームコート・アドバンテージ”の勢いの前にやられた。(五輪当時、チョン・ジュウォンは妊娠中、チョン・ソンミンはケガによる辞退だった)
チャイニーズ・タイペイは、183㎝と186㎝の中堅ツインタワーは健在だが、いまだエースとして君臨するベテランのチェン・ウェイチュアン(34歳、G)の存在が大きかった。聞けばアテネ五輪予選後、一度は代表から引退したというが、若返りを図りすぎたために必要とされて戻ってきたという。なんとタイペイは、6名の20~22歳の若手選手を大胆にも起用してきたのだ。経験ある選手が未来の選手のために世界の切符を残し、若手はこの大会でいい経験を積んだ。
過渡期を迎えながらもアジア各国は策を打ち出していた。このことからも、何もやらなかった日本の4位という結果は然るべき順位だったのだ。
しかし北京に向けて、それこそリスタートしなければならない東アジア大会を迎えるにあたっても、ヘッドコーチ選びは難航。今大会も再び荒氏が指揮をとることになった。結局、今年1年間は暫定ヘッドコーチのまま。メンバーはFIBAアジア選手権で実績を積んだ6名と、北京五輪に向けて強化していきたい若手6名から構成される。
WJBLを一時中断して行われる東アジア大会。女子代表の目指すべき方向は!?

中国の優勝に貢献した195㎝のチェン・ナン(22歳)

韓国のカリスマガード、チョン・ジュウォン(11月で33歳、一児の母)はさすがの巧さ!

タイペイの魂、チェン・ウェイチュアン(34歳)はトレッドヘアで登場

中国の注目F、イエ・リー。ヤオ・ミンの彼女!でもある。なかなか人気者。11月で24歳





