2005.10.24

東アジア大会に向けて〈男子編〉

1024.jpg

 東アジア競技大会に向けて日本代表の活動がスタートした。男子はJBL開幕前(大学リーグ終了直後)、女子はWJBLシーズン中とバタバタした時期のため、10/24~26(男子は25まで)という短期間での合宿を経て大会に臨むことになる。今日は男子の強化合宿取材に行ってきたので、その様子を紹介。

 14時に集合し、夕方17時から18時半まで練習。17時に体育館に到着した時は開始予定時間より早く練習が始まっていたので、約2時間の練習といったところか。2日間という短い時間の練習なので基礎的な練習は省き、5対5の攻防にかなりの時間を割いていた。こういった短い期間でもすぐに練習に入っていけるのは、4月末から9月のFIBAアジア選手権が終わるまでの半年間、長い期間をかけてチームを創ってきたからこそでもある。そういった一体感が選手たちの顔つきからも感じられた。

 約1か月半ぶりの代表招集とあって、体力的には「けっこう疲れた~」と練習後に息が上がっていた選手たち。そんな選手たち一人ひとりにジェリコHCが「今チームではどんな練習をしている?」「コンディションはどうだ?」と聞いていたのが印象的だった。

 練習後に現状や東アジア大会の目標などの話を聞いた。ジェリコ氏はゴキゲンで「こんばんわ!」と日本語で挨拶をしてくれて、この日は少なかった取材陣に東アジア大会以外のこともたくさん話してくれた。一部紹介。

■短期間の合宿で何を強化していくか?

「これまで代表でやってきた守備と攻撃を思い出させること。この東アジア大会が都合よくこの時期にあって良かったと思っている。それは私たちにとって代表の活動期間が15日間増えることであり、それが2006年につながるからです」

■東アジア大会の目標は?

「マキシマムに力を発揮し、なるべく上の成績を果たしたい。他の国がどんなメンバーで来ようが、試合は試合ですから本気でやります。この大会のために準備したとは言えませんが、その中でも選手たちがまとまって戦う姿勢を出して、結果を出していくことを望んでいます」
 
 来年になったらできないことを今年はやろうとしています。それは、マスコミのプレッシャーや重要な大会を戦うというプレッシャーに対して慣れておくことや、世界選手権に向けての準備です。キリンインターナショナル3位決定戦の韓国戦、FIBAアジア選手権でのヨルダン、イランとの5、6位決定といった精神的にプレッシャーがかかった試合に勝てたということからも、このチームがやらなくてはいけないことに、耐えられるようになってきているのは分かります。確かに負けてしまった試合もあり、大会ごとに良い、悪いはありますが、いいことのほうが大きい。

 ただ、一番重要な部分がまだ足りない。一番重要な試合に勝つということを、あと1年でやらなくてはならない。残念なことに時間は足りないが、チームを成長させていくことは今年の目的に含まれるので、東アジア大会でも成長することを望みます」

 ジェリコHCは「なるべく上の成績を収めたい」と言っていたが、大会に臨む他国のメンバーのことを考えれば、ぜひとも頂点を狙ってほしい。ここまで入ってきた情報によると、中国は若手の代表選手で臨み(今年18歳になる211㎝のイー・チャン・リェンもいるようだ)、韓国は10月21日よりプロリーグのKBLが開幕したため、軍隊の体育部である尚武(さんむ、5月のアジア選手権東アジア地区予選に出場)と学生の混成チームで挑む。チャイニーズ・タイペイはFIBAアジア選手権後に韓国遠征を行い、KBLチームと対戦したと聞いているので、おそらくベストメンバーだろう。

 東アジア大会はジェリコHCが課題だと言う「一番重要な試合に勝つ」ことを目指してほしい。つまり相手がどうであれ「勝負がかかった試合」に勝ち「結果を残す」ことに期待したい。


Posted by yota at 23:43  日本代表