2005.09.03
キリンインターナショナル 韓国編

【韓国】平均身長194.4㎝/平均年齢28.2歳
■ケガ人だらけでいまいち実力分からず
もともと負傷者2人を抱えながら来日し、大会中にスタメン級3人のケガ人を出し、毎回審判のジャッジにクレームつけ、おまけに成績は最下位。最後の記者会見では「今大会は何も得るものはなかった」(ヘッドコーチ)と言い放った韓国。なんだかなあ。ヘッドコーチは悪い人じゃあないと思うけれど、コーチとしての器が小さいことは分かった。
韓国代表の体の切れのなさは年齢を重ねたからなのか、ただ単に練習不足からなのか。巧いんだけど省エネバスケ。そこを突かれて、リトアニアにもトルコにもフィジカルさでやられてしまった。今大会あまり出番のなかったエースガードの#15イ・サンミン(32歳)が「プロになってからは年俸のこともあり、自分のチームでの活動が一番になった」とちょっと漏らしていたけど、そういうことも「気持ちが入ってないように見えるプレイ」に関係するのかも。このあたり、今度機会があれば詳しく聞いてみたい。
韓国で一番気をつけなくてはいけないのは、3決に出ていなかったセンターの#14キム・ジュソン(205㎝)とパワーフォワードの#6イ・ギュソプ(196㎝)。2人とも負傷のため途中リタイアしたけど、堅実にリバウンドも得点も取れる選手でかつ走れる。スリーや速攻がうまい韓国だけど、こういう堅実に点が取れる選手が活躍すると怖い。ジェリコも一番気になる選手としてこの2人の名前をあげていたし。イ・ギュソプは両足捻挫なのでABCはムリっぽい。これは韓国にとって大打撃だろう。ちなみに、3決で打撲によるムチウチのため担架で運ばれたパン・ソンユンは、精密検査の結果、異常はなかったとのこと。
韓国はヘッドコーチが選手の技量に追いついてない。審判に文句言う前に自分とこの選手起用をもっと考えたほうがいい。ジェリコには「ハ(スンジン)を出さないことは、こういう大会で非常にもったいない」とも言われていたし。韓国はKBLもWKBLも優勝チームのヘッドコーチが代表の指揮を取るのが決まりだけど、ヘッドコーチともまだ年齢が若くて底が浅いかんじ。選手が持っているもので勝負できる時は強いけれど、相手に対応された時の対策があまりないように思う。女子のABCでもそうだった。韓国は仙台ABC(04年)、中国ABC(05年)と2大会続けて予選リーグで完璧な戦いをしておきながら、仙台ABCでは日本に準決勝で、中国ABCでは中国に決勝で競り負けた。どう見ても、韓国のほうがいい選手なのに(05年の中国は若手強化中だった)。
彼らの照準はカタールABC。今回フルメンバーで来日したのは、強化が遅れていたABCに向けて調整したかったから。このキリンインターでしか、試合で試す時間がなかったようだ。ケガ人の回復具合が気にかかるが、最悪な状態なのは#6イ・ギュソプだけみたいで、他の選手はABCには復活してそう。省エネバスケぶりが気にかかるが、メンツはここ数年で一番そろっている。個人的にはもちろん、来年日本で会いたいのだけれど。





