月刊バスケットボール6月号

NBA

2021.08.21

NBA日本人対決、初戦は日本時間10月21日 - 2021-22公式戦日程発表される

 

 NBAが日本時間8月21日未明に、2021-22シーズンのレギュラーシーズンスケジュールを発表した。全チームが82試合を戦う日程で、日本時間10月21日(木=北米東部時間20日の水曜日)には、日本人対決が期待されるトロント・ラプターズ対ワシントン・ウィザーズの初戦が組み込まれている。

 

 この試合は両チームにとってシーズン開幕戦。東京オリンピックで両チームに所属する渡邊雄太と八村 塁がそろって大車輪の活躍を見せた後のシーズン開始早々、日本でも北米でも、両者のマッチアップに関する話題で大いに盛り上がりそうだ。

 

 昨シーズンは新型コロナウイルスのパンデミックの影響から、フランチャイズを一時的にアメリカ国内のフロリダ州タンパに移して戦っていたラプターズにとっては、2シーズンぶりに“我が町”トロントで行う公式戦。渡邊にとっては、ホームタウンで初めて公式戦に登場する機会となる。

 

 ただしその前に、渡邊はシーズン初日にチームロスターに残っていなければならない。8月21日時点で、渡邊の契約は2021-22シーズンについてサラリーの一部しか保証されておらず、開幕前に放出されてしまう可能性も残っている。

 

 八村はルーキー契約の3年目で、2021-22シーズン終了まで保証されている。この試合は、スコット・ブルックスHCに変わってあらたにヘッドコーチに就任したウェス・アンセルド氏の下でプレーする初めての公式戦。「先輩」と慕ったラッセル・ウエストブルックもロサンゼルス・レイカーズに移籍しており、あらたなチームの中で八村がどのような役割を担い、どのような活躍を見せるかに注目が集まる。

 

 過去に日本人対決は2019-20シーズンに2度あった。昨シーズンは両チームの対戦が3度あったが、日本人対決は両者の故障欠場が続き実現しなかった。なお2021-22シーズンには、両チームは以下のとおり4度対戦する予定だ(日付はすべて日本時間)。


10月21日(木) スコシアバンク・アリーナ(トロント)
11月4日(木) キャピタルワン・アリーナ(ワシントンD.C.)
12月6日(月) スコシアバンク・アリーナ(トロント)
1月22日(土) キャピタルワン・アリーナ(ワシントンD.C.)
※最終戦はESPNによる全米中継

 

☆NBA2021-22シーズン試合日程
https://jp.global.nba.com/schedule/

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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