月刊バスケットボール6月号

“関東高校新人大会”は男子・桐光学園(神奈川)、女子・東京成徳大(東京)が頂点に立つ!

 2月8、9日に第30回関東高校新人選手権大会が山梨・小瀬スポーツ公園体育館ほかで開催された。男子ベスト4は桐光学園(東京)、土浦日本大(茨城)、成立学園(東京)、市船橋(千葉)。女子は東京成徳大(東京)、昭和学院(千葉)、桐生商(群馬)、八雲学園(東京)が勝ち上がった。

 

 男子優勝に輝いたのは桐光学園。創部以来初の関東地区での優勝とあって、喜びもひとしお。決勝で15得点、19リバウンドと気を吐いた#7進は「オフェンスリバウンドを取れば勝てると先生からも言われていて、そこを意識して試合に臨みました。歴代の先輩たちが関東優勝できていなかったので、自分たちがそれをつかみ取ることができてうれしいです」と満足気。インサイドの#4松村を起点とした土浦日本大のオフェンスを見事にシャットアウトし、攻めてはシックススマンとして活躍した#16トルガ(23得点)と筆頭に5人が2桁得点。髙橋コーチが今年のチームの特徴に挙げた「バランスの良さ」を体現する会心の勝利となった。

 

桐光学園#16トルガは大会を通じでエネルギッシュなプレーを見せた

 

 女子は東京成徳大が3年ぶりの王座返り咲き。昨年から主力を務めていた#4山田、怪我から復帰した#5青野に加え、トップスコアラーとして活躍した#13古谷らが縦横無尽にコートを駆け抜けた。高さに勝る昭和学院も20リバウンドを記録した#4三田、#5中村らの奮闘でなんとか食らいついたが、平面で勝負する成徳を抑えることができず。「去年のメンバーが多く残っている分、ゲームを読む力があります。ゲームを読むということはアジャストしていくということ。それができたことが3Qで突き放せた要因でもありました」と遠香コーチ。

 

今年はキャプテンとしてもチームをまとめる成徳#4山田

 

 新人大会と謳われるだけあって、多くのチームが今後の選手起用なども含めた“試運転”という色が強かった今大会だが、勝者も敗者も得たものは大きかったことだろう。

 

 詳しい大会の模様や注目選手は、月刊バスケットボール4月号でレポート予定!

 

 

(月刊バスケットボール)



PICK UP