月刊バスケットボール6月号

[全国ミニバス] 石川・館野クラブが逃げ切り、千葉・絆MBCは1点差に泣く


館野クラブは高いシュート精度を披露


3月29日、「第55回全国ミニバスケットボール大会」女子第5試合で絆MBC(千葉)と館野クラブ(石川)が対戦。後半2桁差を作った館野クラブに対し、絆MBCは終了間際1点差まで迫ったものの逆転できず。29-28で館野クラブが今大会2勝目(1敗)を挙げた。

館野は開始直後、#12村中碧唯がゴール下で得点。さらにバックコートからプレッシャーをかけてミスを引き出し#6米田朱里がシュートを決める。しかし、すでに2勝している絆は慌てない。#4鈴木夏歩が巧みなハンドリングからロングシュートを決めるなどですぐに追いつくと、#7三宮侑果もロングシュートを決めて9-6とする。ここで館野はキャプテン#4山田璃乃が緩急を生かしてゴールにアタックしフローターを成功。絆の9-8で1Qを終えた。続く2Q、館野は#9和田結良がキレのいいクロスオーバーを見せてチャンスを作ると、#10橋本幸音、#7中島陽菜らが得点し逆転。さらに足を動かして相手のチャンスを摘んでいくと#9和田が速攻を連続して決める。絆の得点を#8半田真愛の2点に抑え、16-11としてハーフタイムを迎えた。



3Q、絆はキャプテンの#4鈴木がゴールにアタックして得点。さらに#8半田も追加点を奪って点差を縮める。しかし、館野は#8北村杏虹、#9和田、# 4山田、#7中島が代わる代わるシュートを決めていき、25-16として4Qを迎えた。流れを引き寄せたい絆は、#4鈴木が攻防でけん引すると#6桧垣七海、#9古谷葵がロングシュートを立て続けに成功。さらに#6桧垣が3Pプレーを沈めて、残り3分で2点差まで迫った。追い上げられた館野は#6米田のシュートで4点差にすると残り1分を切る。このまま逃げ切りかと思われたが、残り40秒、絆#4鈴木がフリースローを獲得したところで、館野がマンツーマン・ペナルティーをコールされる。#4鈴木は3本をきっちり決めて1点差し、マイボールから再開。#4鈴木は残り数秒まで待って逆転を狙ったものの得点ならず。館野が29-28で今大会2勝目(1敗)を挙げた。



<第55回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会>
[日程] 2024年3月28日(木)~3月31日(日)[女子:3月28日(木)~29日(金)、男子:3月30日(土)~31日(日)]
[会場]国立代々木競技場第一体育館(A〜Dコート)・第二体育館(E・Fコート):東京都渋谷区神南2-1-1 ※無料有観客開催
[大会方式]リーグ戦(各チーム2日間で3ゲーム実施)※優勝は決めない交歓大会。 ※実施委員会による責任抽選により男女共に3チームは4試合にて実施する



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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