月刊バスケットボール6月号

[全国ミニバス] 熊本・サンズが後半リバウンド争いで優位に立って今大会初勝利



拮抗した展開をものにしたのはサンズ


3月29日、「第55回全国ミニバスケットボール大会」女子第3試合で神郷クラブ(愛媛)とサンズ(熊本)が対戦。4点を追って迎えた3Q、サンズはリバウンド争いで優位に立つと逆転に成功。4Qに入ってもリードを保って46-39で勝利。今大会1勝目を果たした。

スピードを生かして攻める神郷は、まず#5宇野妃奈のミドルシュートで先制。さらに#6相坂穂佳が巧みなハンドリングを見せて得点につなげた。対するサンズは#12内田瑞姫のフリースローで初得点すると#4山本悠加が難しい体勢から3Pプレーを成功。序盤から互いにいいシーンを作る。その後、神郷は#9日野愛月、#5宇野、#6相坂穂佳が立て続けに得点。サンズはキャプテン#4山本が攻防でチームを引っ張り、終了間際に#10藤岡夏愛が速攻からバスケットカウントを決めたが、神郷の15-13で1Qを終えた。



サンズは2Q開始早々、#6海読未梨のミドルシュートで追いつく。しかし、神郷は#12相原永陽、#7木俵あこ、#4間部史菜、#8岩下千晃が代わる代わる得点してリードを作る。終盤に差を詰められたものの、#4間部が最後にブザービーターを決め、26-22としてハーフタイムを迎えた。しかし3Qに入るとリバウンドで優位に立つサンズが流れを掴む。#8本郷未梨、#9萩野心結、#6海読のシュートで逆転すると#4山本のブザービーターも決まり、36-30として3Qを終了

4Q、神郷は#6相坂穂佳はヘジテーションからのドライブで得点につなげると、#5宇野もフェイクを入れてのスクープショットとテクニックを披露。点差を詰めるが、サンズは#4山本が難しい体勢から得点。さらに#6海読がターンアラウンドシュートを決めて逆転を許さない。残り1分半を切ったところ、サンズは#7柴本望生が右45度から距離のあるシュートをスウィッシュ。リードを広げると神郷の反撃を防いで46-39。今大会初勝利を果たした。





<第55回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会>

[日程] 2024年3月28日(木)~3月31日(日)[女子:3月28日(木)~29日(金)、男子:3月30日(土)~31日(日)]
[会場]国立代々木競技場第一体育館(A〜Dコート)・第二体育館(E・Fコート):東京都渋谷区神南2-1-1 ※無料有観客開催
[大会方式]リーグ戦(各チーム2日間で3ゲーム実施)※優勝は決めない交歓大会。 ※実施委員会による責任抽選により男女共に3チームは4試合にて実施する

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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