月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2024.03.16

河村勇輝がZAMSTとクリニックを開催「日々の積み重ねが大切です」と強調

小学校5、6年生20名にシュートも指導


3月16日、東京都内で村勇輝(横浜BC)が「ZAMST×河村勇輝バスケットボールクリニック」を実施。小学校5、6年生20名にシュートの指導をし、子どもたちからの質問にもたっぷり回答。その中で、日々の積み重ねの大切さを語りかけた。

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クリニックは二部構成になっていて、まずは河村の幼少時代を振り返りながら、身体のケアや予防方法を紹介するトークコーナーを実施。続く第2部では、河村自らがパスを出して20名の小学生にシュートを指導するという内容で行われた。
トークコーナーでは、まずはバスケットボールを始めたきっかけについて、小学校2年生のころで父親が少しやっていたことと地元にミニバスのクラブがあった関係で始めたと答えた河村。しかし、父とバスケットボールで遊んでいたのは、それよりも前だったと語った。また、昨年のFIBAワールドカップについて「大会の3ヵ月前くらいにケガをしてしまって、出場できるのかなという不安との戦いもありました」と振り返り、「トレーニングやケア、さらに睡眠や食事といった当たり前のことを着実にやっていこうっていうところで、当たり前のことをしようという感覚が強かったです。毎日積み重ねることで、少しずつ身になってくると思っているので、コンディションは積み重ねっていうものがものすごく大事かなと思っています」とやるべきことに集中していたと発言。また大会中は「全力でプレーができるように日々、食事、睡眠を意識して取り組んでいました。100%の状態で試合に出られることはなかなかないことなので、自分ができる最大限をコートで表現しようと強く思っていました」と語り、会場や画面越しにもらった応援が力になったので「本当に感謝を伝えたいです」と改めてファンに感謝した。





また小中学生での食事について気にすることなくお肉やすしなど好きなものを食べていたと明かすと、大好きな納豆は毎食食べていたと語り、会場に集まった子供たち、保護者は興味津々になっていた。続いて話題は体のケアという話に。河村は小学生たちに「やっぱり成長期で何かしら痛みが出てしまうこともあります。自分も小学校の頃、ちょっとかかとが痛くなったこともあります。サイズに合ったバッシュを選ぶことは大切ですし、ストレッチを継続してやること。そういう繰り返しが自分の成長につながると思います」とアドバイス。また、すぐにボールのサイズもリングの高さも変わる中学生になるということで、「なかなか思うようにプレーできないし、不安もあると思いますが、無理にシュートを打つと変なフォームが身についてしまうので、小さい距離から少しずつ練習してくことが大切です」と日々の積み重ねを大切にしてほしいと伝えた。



続いてZAMSTの商品「BRAVE-PAD SHORTS(パッド付ショーツ)」を付けているという話になると、ケガした後もする前にもテーピングやサポーターを付けたり、マッサージをしたりすること、そして食事が大事と語る。そして福岡第一高校時代について話し、「親元を離れて寮生活を始めましたが、練習量もすごく多くてリカバリーが追いつかないこともありましたが、寮に帰ってからお風呂入ってご飯を食べて、自分の部屋でストレッチをやる。それは本当に徹底してやっていました」と思い出を語った。
トークショーの最後、今後の挑戦や目標について「世界でこう通用する選手になるために、日々無駄にせずに、自分に向き合いながら バスケをやっていければいいなと思っていますし、たくさんの方々にバスケの魅力をお伝えできるように頑張っていきたいなと思います」とコメント。また、子供たちに「大好きなバスケをやるためにも、体のケアや予防を勉強してやってほしいです。僕は中学のころはバスケよりも勉強を優先にしていたので、ぜひ皆さんも文武両道で頑張ってください。バスケだけでなく、人として成長できる3年間になるようにしてもらえるとうれしいです」とアドベイスを送った。

その後、河村自らがパスを出してのクリニックに移行。「全身を使って打ってみよう」「集中して」「フォロースルーをしっかり取ってみよう」と一人一人にていねいなアドバイスをしたうえで、握手をしてサイン色紙をプレゼントし、クリニック終了となった。







文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 河村勇輝

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