月刊バスケットボール6月号

【ウインターカップ2022】岐阜女が3回戦進出、堅守で八雲学園の得点力を封じ込める

総体4強八雲学園の攻撃を封じた岐阜女


12月24日、「SoftBank ウインターカップ2022(令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会)」大会2日目女子2回戦、過去2度優勝の岐阜女(岐阜)と高校総体ベスト4の八雲学園(東京③)が対戦。攻守から作ったチャンスをものにしていった岐阜女が76-50で勝利。3回戦進出を決めた。

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試合開始早々、岐阜女は186 cmの#8ジュフ ハディジャトゥがローポストから先取点を奪うと、八雲学園は#7タンジャ マロ ナオミが早い展開からレイアップを成功。その後、岐阜女は高さを生かして#8ハディジャトゥ、#7平山真穂がインサイドで得点。さらに#6絈野夏海、#10林琴美がドライブを仕掛けて得点と良い流れを作る。八雲学園は#7タンジャ、#8田中愛聖が得点、残り5分40秒にエース#4薮未奈海がターンアラウンド・シュートを決める。しかし、岐阜女は早いテンポから#6絈野、#5浅野由衣がドライブから得点。残り5分を切ったところで16-8とする。

ここでタイムアウトを取った八雲学園はまず#6原英未がレイアップを決めると、インサイドのディフェンスを強化。岐阜女の攻撃を停滞させると、#4薮が連続得点とリズムが良くなる。ペイントエリアでの確率が落ちた岐阜女はアウトサイドのシュートを増やし、#6絈野の3Pシュートで追加点を奪う。

終盤、八雲学園は#5山田優歩の3Pシュートで2点差とするが、#8ハディジャトゥが高さを生かして得点し、岐阜女の21-17で1Qを終えた。

2Q序盤、岐阜女は#7平山、#9川﨑楓佳が、八雲学園は#6原、#8田中が得点。4点差のラインで進んでいったが、岐阜女は残り4分41秒、#10林が3Pシュートを決めると、直後にその#10林のスティールから#6絈野の速攻につなげて9点差にすると、残り3分15秒、#8ハディジャトゥのシュートで34-23と2ケタ差にする。岐阜女は2Q6得点の八雲学園を突き放し、36-23と13点リードでハーフタイムを迎えた。

3Q、八雲学園は#6原が3Pシュート、ミドルシュートと活躍するが、シュート成功率が上がらない。逆に岐阜女は前半13得点10リバウンドの#8ハディジャトゥ、#7平山とインサイドから追加点を奪ってリードを広げていく、残り6分半で45-26と19点差にまで広げる。

その後、#6原が頑張る八雲学園は残り4分52秒に#7タンジャがミドルから決めたが、あとが続かず差を詰められない。フリースローで着実追加点を奪っていった岐阜女は残り1分33秒、#7平山のフリースローで53-32と21点差とする。その後、得点は動くことなく3Qを終えた。

2Q6得点、3Q9得点とシュートが当たらない八雲学園は4Q、#7タンジャがミドルシュートを決めると、#5山田がフリースローで続く。しかし、クォーター中盤、岐阜女は#11原田倫が連続3Pシュートを決めて61-36と引き離す。

残り5分52秒、3Qまで6得点に抑えられているエース#4薮が3Pシュートを成功。#14新井日菜も続くが、連続得点は伸びない。逆に岐阜女は#12吉井彩乃、#18古田桃海、#13柴田緑が連続得点をあげて残り3分で69-41とする。

終盤、八雲学園は#9中村愛美が3Pシュートを決め、#7タンジャ、#6原、#9中村も得点をあげたものの、岐阜女が76-50で勝利した。3回戦では、柴田学園大学附属柴田学園(青森①)対鵬学園(石川①)の勝者と対戦する。

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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