月刊バスケットボール6月号

【ウインターカップ2022】3連覇中の桜花学園が100点ゲームで好発進、福島東稜を下して2回戦進出

福島東稜は必死のディフェンスも桜花学園が勝利

試合開始から集中力を保った桜花学園が好発進

12月23日、「SoftBank ウインターカップ2022(令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会)」大会初日、女子1回戦で3連覇中の桜花学園(愛知[1])が福島東稜(福島)と対戦。106-55で勝利し、2回戦に駒を進めた。

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ウインターカップで24度優勝を誇る桜花学園は先のU-18日清食品トップリーグで全勝して初代女王に。キャプテンの#④横山智那美が「自信を強める大会になった」と語るなど自信を深めた状態で大会入りしている。

その桜花学園は#9田中こころのアシストから#10福王伶奈がゴール下で入れて先取点を奪うと、キャプテンの#4横山智那美が続けてドライブから得点、さらに1年生PF#15深津唯生も決めるなどで6-0とまず。福島東稜は残り8分強、キャプテンの#5浅沼早英がフリースローライン付近から決めてチーム選手展を奪うと、#52渡部奈月がクイックネスを生かしてアタックするが、シュートは決まらず。

中盤以降、福島東稜は#56斎藤利緒のフィールドゴール、#52渡部の3Pシュート、#33齋藤響の速攻など、良いオフェンスを見せる時間帯を作る。しかし、桜花学園は#10福王、#4横山、#7森美麗、そして#8菊地実蘭の2本の3Pシュート、#15深津の3ポイントプレイなどで得点を伸ばして31-14で1Qを終えた。

2Q、福島東稜はリバウンド争い、ルーズボール争いで気迫を見せるが、なかなかシュートまでつながらず。すると桜花学園は#6高木美波が早い展開から連続得点。#9田中、#10福王が続いて点差を広げていくと残り5分13秒、#10福王の得点で44-14と30点差にする。その後も桜花学園勢いのままに攻める。クォーター終盤、福島東稜は#52渡部がスピードを生かして、フィールドゴール2本、3Pプレイを成功。#5浅沼もシュートを沈めて点差を詰めたが、桜花学園の57-23でハーフタイムを迎えた。

3Q開始直後、福島東稜は#5浅沼がまずシュートを決めると、#15ジモー マリー アヨミデがリバウンドからこの試合初得点。さらに#56斎藤がファウルをもらってフリースローを決めるなど良い入りを見せる。

しかし、桜花学園は#15深津、#9田中が高い確率でシュートを決めて流れを作ると、残り6分10秒、#8菊地のシュートで69-29と40点差に広げる。福島東稜は#5浅沼、#52渡部がチームを引っ張ったが、桜花学園が#9田中の活躍もあって80-36で3Qを終えた。

4Q、桜花学園はベンチメンバーを多く起用していく。すると福島東稜は#15アヨミデがインサイドで決めると、#52渡部、#5浅沼もジャンプシュートで追加点。良さを見せる。それでもフレッシュなメンバーが精力的なプレイを見せる桜花学園は、#5鈴木杜和、#18白石弥桜、#13大久保陽菜、#14東小姫、#16松本加恋、#17菅原ことほと出場選手が代わる代わるシュートを沈めてリードを広げる。

残り2分でのタイムアウト、コーチからの声を受けてコートに出た福島東稜は、#5浅沼、#56斎藤が苦しみながら得点。最後まで戦う姿勢を貫いたが、桜花学園が106-55で勝利。2回戦に駒を進めた。2回戦では、八戸学院光星(青森[2])対聖カタリナ学園(愛媛[1])の勝者と対戦する。

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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