月刊バスケットボール6月号

NBA

2022.10.22

八村 塁豪快ダンク含む12得点、4リバウンドでウィザーズの連勝に貢献

 八村 塁が所属するワシントン・ウィザーズが、日本時間10月22日(北米時間21日)にシカゴ・ブルズとの2022-23シーズン開幕第2戦に臨んだ。ホームのキャピタルワン・アリーナにブルズを迎えたこの一戦で、八村は24分間プレーして12得点、4リバウンド、1アシストを記録。チームは102-100で勝利した。

 

 試合の終盤はエキサイティングな大接戦となった。100-98でウィザーズがリードした第4Q残り31.5秒、ブルズのオールスターガード、デマー・デローザンがブラッドリー・ビールからアンソニー・ギルへのパスをインターセプトし、ブレイクアウェイ・ダンクを成功させて100-100の同点となった。しかしウィザーズは、そのミスをしたビールがエースらしく取り返す。残り7.4秒、決勝点となるドライブからのジャンパーをしっかり決め、チームに勝利をもたらした。

 

 

 八村は第1Qにクリスタプ・ポルジンギスからのリードパスをゴール下で受け、豪快に両手でダンクを決め初得点。その後もミドルレンジから良いリズムでジャンプショットを3本決め、フリースローも4本すべてを成功させた。2本放った3Pショットは決められなかったが、ドリブルでミドルレンジに攻め込んだ後、ターンやポンプフェイク、フェイドアウェイとしっかりとしたスタンスから多彩なフィニッシュを心地よさそうに決められている。

 

 また、1本記録したアシストは、第3Q終盤にペイントにアタックしてコーナーで待つカイル・クーズマにキックアウトしたプレー。安定したミドルレンジでの得点力が脅威となり、クーズマのディフェンダーがカバーに来たところで、すかさずパスをつないだ。クーズマは八村からのボールを受けてドリブル一つでゴールに突進。片手でボールを高々と掲げてダンクを叩き込み、会場を沸かせた。

 

 

 これでウィザーズは、アトランタ・ホークス、ボストン・セルティックスと並んでイースタンカンファレンスで3チームのみの開幕2連勝。次戦は日本時間24日(月)にクリーブランドのロケット・モートゲージ・フィールドハウスで行われるクリーブランド・キャバリアーズとの一戦だ。八村は2試合で平均9.5得点、4.5リバウンド、0.5アシストというアベレージを記録している。

 

(月刊バスケットボール)



PICK UP