月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2017.10.15

【B.STARS Vol.5-①】富樫勇樹(千葉ジェッツ)

疾風(はやて)のような167cm! 富樫が創り出すアップテンポな展開を見逃すな!!   千葉ジェッツ#2/167cm/PG/1993年7月30日生まれ/モントロス・クリスチャン高  

本丸中時代     全国中学生大会で優勝    父・英樹氏がバスケットボール指導者だったということもあり、「自分では覚えていませんが、親の話では1、2歳の頃からバスケットボールで遊んでいたそうです」と言う富樫。そんな環境で育ってきたこともあり、小学1年生からミニバスを始めたのはある意味既定路線で、小学4年生のときには強豪チームで主力を務めるまでに。そして小学5年時には全国ミニバス大会(2004年)に出場している(1勝1敗で予選リーグ敗退)。    その後、父・英樹氏が指導する本丸中学に進んだ富樫は、入学直後からガードとして活躍し、1年生時、2年生時ともに全国中学生大会でベスト4をマーク。そして最終学年となった3年生時(2008年)、決勝戦で京北を倒し、ついに全国中学生大会で優勝を果たす。このときの富樫は、ガードとしてボールを運びゲームをコントロールするだけでなく、自ら積極的に得点にからみ、決勝では3Pシュート6本を含む36得点を挙げる大活躍。父であり監督でもある英樹氏は、そんな富樫のプレイを「パス、ドリブル、シュートの3つ全てを持っていて、その3つをその時の状況を判断しながら使い分けることができます」と分析しているが、そうした能力は「小さい頃からよくNBAの試合をテレビで見ていた」(富樫)ことが大きい。    英樹氏も「小さい頃からトップレベルの試合を多く見ていたのもあってか、彼がいいものを見て独学で吸収していったのが、あの独特なリズム、人とは少し違うスタイルのプレイになっていったのではないでしょうか。人を使いながらも、大事な場面では点も取りに行くガードでもあります」と言う。現在でいうコンボガードに近いスタイルは、小さいときに見たNBAからインスパイアされたものだったのだ。   (つづく)   ▼月刊バスケットボール編集部員が語る“富樫勇樹”のここに注目!! https://sports.mb.softbank.jp/vod/player/14757  

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