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2016年12月26日

【記者の目】12/26ウインターカップ2016~NBAを連想させるスキルの持ち主たち~

12月26日の午前中は、アメリカ現地時間で言うところの“NBAクリスマスゲーム”。

2015-16シーズンのファイナリスト、キャバリアーズとウォリアーズの再戦をはじめ、

計5試合が行われた。

 

NBAは、言うまでもなく世界最高峰のバスケットボールリーグだ。アメリカをはじめ、ヨーロッパや南米から優秀な選手が集まり、日々熱戦を繰り広げている。

 

一方ここ日本では、ウインターカップ4日目が終了。計12試合を終えて女子がベスト4、男子は8強が出そろった。

その中から、NBAのプレイを連想させる選手がいたので2名紹介したい。

 

1人目は今年ウインターカップ初出場を決めた、青森県、八戸学院光星の⑦駒沢颯選手(3年)。

187㎝の長身ながら、昨日の延岡学園戦で光るプレイを随所に披露。

 

指先一本一本までしなやかな動きでボールをコントロールし、華麗なレイアップでネットを揺らしたり、ファストブレイクでスピーディーな動きからチームメイトへ自然にビハインドザバックパスを決めるなど、その自然な動きから繰り出されるプレイの一つ一つにNBAを連想させた。

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そこで試合後に駒沢選手に聞いてみると「NBAは大好きで、よく見ています。ほぼ毎日見ていますね」とこちらの予想以上にうれしい反応を見せてくれた。

 

好きな選手について聞いてみると「もう引退してしまいましたけど、コービー・ブライアント(元レイカーズ)が大好きでした。現役ですと、ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)です」。

 

彼が言うコービー、ハーデンは、豊富なスキルと確かなシュート力でリーグ屈指の得点力を持った選手であり、NBAについて話す彼の表情と声色から、NBAが本当に好きなんだなと感じることができた。試合には敗れてしまったため、駒沢選手は次のステージへ進むのだが、機会があればぜひ彼のプレイを見てほしい。

 

 

 

もう1人は、沖縄県代表、興南高校の⑩平良陽汰選手(2年)だ。175㎝のガードで、3試合をとおして巧みなボールハンドリングから相手守備網を何度も切り裂いていた。

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特に印象的だったのは昨日の富山工戦。後半途中まで富山工ペースで試合が進む劣勢の中、興南が終盤に猛攻を見せて逆転勝利した試合。トップオブザキーから左サイドへドライブし、ユーロステップで相手を揺さぶり、絶妙なスピンをかけたレイアップを放った。

 

平良選手が高いアーチで放ったレイアップは、まるで吸い込まれるかのようにリングを通過。貴重な2点を興南にもたらした。

 

 

そのプレイを見て真っ先に思い浮かんだのは、そう、カイリー・アービング。変幻自在のボールハンドリングと正確なシュート力を駆使して、平均20得点以上を稼ぐNBA屈指のガードである。

 

つい気になったので、試合の感想などを差し置いて、平良選手へカイリーについて聞いてみると「カイリー・アービングはけっこう好きな選手です。彼のプレイを見ては、しょっちゅう真似したりしています」とまんざらでもない様子。

 

ただ、カイリーのプレイをハイライトなどで見たことがある人ならば、「プレイを見て真似ようったって、そんな簡単じゃないだろ」と思うはず。だが平良選手は、カイリーとほぼ同じようなキレで、クロスオーバーや華麗なレイアップを見せていたのだ。

 

ではどうやって身に付けたのかと聞いてみると「小学生の頃から、カイリーが見せるようなプレイが好きで、近くの公園など、リングがあるところで真似しては何度も何度も練習して身に付けました」と答えてくれた。

 

あの高度なテクニックを勝負どころで繰り出して成功させるのは、並大抵のことではないはず。爽やかな表情で語ってくれたが、相当な時間を費やしたのだろう。憧れのNBA選手のプレイを見て自分のモノにし、そのプレイを実際に見ることができ、とてもうれしい気持ちになった。

 

そんな平良選手お気に入りのカイリーは、現地時間25日のウォリアーズ戦、残り3.4秒に決勝弾となるジャンパーをネットに突き刺し、キャバリアーズを劇的な勝利へと導いた。もちろんカイリー本人は、遠い日本で彼のようなプレイを繰り出す日本人選手がいることは知らないだろう。

 

しかし、カイリーがこのことを知ってくれれば、(少し遅いものの)クリスマス・プレゼントとして喜んでくれるのではないだろうか。

 

(月刊バスケットボール編集部)

 

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(月刊バスケットボール編集部)

 


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